セーターの袖口の脱色修正

こんにちわ、石田クリーニング松山工場 しみぬき鉄人の清本です。

シミと脱色を見分けるのって 結構難しいんですよ。

お客様が、シミが付いたので・・・
と 持って来られる商品でも、実はシミではなくって 脱色だった!

というケースも多々あります。

ここで、簡単な 脱色の見分け方を紹介しますね。
脱色の場合は

1、当該部分が、生地の色よりも薄い(明るい)色になります。
 (真っ白な商品で、蛍光剤が取れて 黄色く見える場合もある)

2、当該部分の織り目・糸のよりが はっきりと見える。

3、重度の場合は、裏側から見ても 同じ形で脱色している

さて、今日のしみぬきですが 
そんな 脱色の修正です。

が点々と 脱色しています。
(分かりにくいにですが、オレンジ色に見えている部分がそうです)

生地の色は こげ茶ですから・・・
  色目の濃淡でいうと   こげ茶 > オレンジ ですよね?

縫い目もはっきり見えますよね?

ですから、間違いなく脱色です。

脱色は しみぬきで対処できませんので、色修正をしますね。

まずは 下側のちっちゃい部分でテストです。
バッチリですよ。キレイに直ります。

あとは チョイチョイっと 抜けてしまった色を補っていきます。
ハイ! 出来上がり!

今日の商品は、脱色の仕方から推測して・・・
台所用の漂白剤(まな板を消毒するやつ?)が付着してしまったのかなあ?

漂白剤を使用する時は なるべく白っぽい服を着てするほうが
いいかも知れませんよ。