パーマ液による脱色修正

こんにちわ、石田クリーニング松山工場 染み抜き鉄人の清本です。

パーマ液が衣類に付着すると 脱色の原因になるってご存知ですか?

以前もこのブログで投稿したと思いますが、
パーマ液は漂白剤の働きをするんです。

そんなに漂白力は強くないのですが、長い時間が経過したり、
クリーニングの際の熱によって スコーンと色が落ちてしまうって
事がよく有ります。

パーマに行く時の洋服選びは 要注意なんですよ。

さて、今日のしみぬきです。
綿のジャケットの肩部分が 赤っぽく変色していますね?

これは、パーマ液による脱色です。
パーマに着て行って、しばらく置いておいたら 色がはげてしまった
そうです。

この場合、色修正(落ちてしまった色を 染色する)という処理をする
必要があります。

まず、漂白という処理をして 赤みを取り除きます。

次に地色を修正していきます。
生地が平らではなく、畝があるので底の部分から始めます。

最後に、山部分を修正しました。

ハイ!出来上がり!
ほとんど分からないくらいに 修正できましたよ。

パーマ液のほかにも、バッテリー液、台所用洗剤、など衣類に付着すると
脱色の原因になってしまうものは たくさんあるんですよ。

取り扱いに注意しましょう!