塩素系漂白剤での黄ばみの復元

こんにちわ、石田クリーニング松山工場 しみぬき鉄人の清本です。

ご家庭で洗濯をするとき
キチンと漂白剤の種類を使い分けされていますか?

もしかしたら 
『漂白剤は何でも同じよ』
って思ってらっしゃる方もいらっしゃるかも知れません。

漂白剤も 使用方法を間違えると・・・
逆にシミを作ってしまう事があるんですよ。

今日のしみ抜きは 
そんな漂白剤(塩素系漂白剤)による黄ばみの除去です

泥汚れが付いたので 漂白剤を塗って洗濯されたそうです。

写真ではわかりづらいのですが 全体的に黄色くシミになっています。
これはかなり高濃度の塩素系漂白剤をつけてしまったために
出来たしみ(塩素ヤケ)だと推測されます。

塩素ヤケかどうか テストしてみましょう。

最初に 小さな筆で還元漂白剤を塗布してみました。
漂白剤にも種類があって 
大まかに分けると
・酸化漂白剤(酸素系・塩素系)
・還元漂白剤
の2種類があるんです。
酸化・還元。この二つの漂白には ほぼ正反対の性格があるんですね。

     塩素系漂白 ⇔ 還元漂白 

ですから、塩素系漂白の正反対の還元漂白を試したんです。
天敵をぶつけて 打ち消してやろう! って魂胆です。

そうすると・・・・ 
最初 黄ばんでたのが 赤っぽく変わって 最後に無色になりましたよね?

テストの結果 予想どおり 塩素系漂白剤での塩素ヤケ でした。

原因が分かれば あとは知れたもの。
全体を処置しました。

ハイ! 出来上がり。キレイになりましたよ♪

漂白剤の種類には注意しましょうね。
(色柄モノにもけっこう使える 酸素系漂白剤がオススメですよ)