バーバリーのコートの襟の脱色の修正

こんにちわ、石田クリーニング松山工場 しみぬき鉄人の清本です。

朝晩は すこ~し涼しくなってきたかなぁ~?
エアコン無しでも寝られるようになってきました。

さて、今日のしみ抜きですが
バーバーリーのコートのエリ部分の脱色の修正です。

エリや袖口、脇などは 着用する事で
こすれて毛羽立ったり 破れちゃったりすることがあるんですよ。

特に綿や麻、レーヨン、テンセルなどの素材で
濃い色のものの方が それが目立ちます。

今日のコートの素材も綿です。
着用すると首が当たる部分が白く線状にみえますよね?

綿などでしかも硬めの生地に こういう現象が起こりやすいんですよ。

硬いボール紙を折ったり曲げたりしてると・・・
織り目の部分が毛羽立ってきますよね?

これは、細い細い 紙の繊維が飛び出してそれが白く見えるからなんです。

同じ様な事が このコートにも起こっているんですね。

こういう場合は しみぬきではなくて 色修正という処置になります。
染料で生地と同じ色を調合して・・・
部分的に染色をしていきます。

ハイ出来上がり。キレイになりましたよ。

残念ながら このようなエリ・袖口などの脱色(すれ)は
防ぎようがありません。
繰り返し着用する事によって どうしても発生しちゃうんです。

なるべく連続で着用するのを避けるか、
すれが分かりにくい 淡い色を購入される方が無難かもしれませんよ。