ゼニアのリバーシブルブルゾンのしみ抜き
今日のしみぬきは
ブランドのブルゾンのしみぬきです。
ゼニアのリバーシブルブルゾンのしみ抜きです。
他店にクリーニングに出したそうですが、
これ以上はムリです と言われたそうです。
エリの部分に茶色く変色シミがあります。
汗・皮脂などの残留による変色です。
原因はあとで説明しますが、
赤い色移りも あちこちにみられます。
素材的にはウエットクリーニングも可能なのですが・・・
1点だけ問題が・・・。
エリの端に・・・ワンポイントで本皮がついてるんです。
しかもまっ赤なのが・・・。
これが色移りの原因です。
洗濯表示は、こんな感じです。
通常のクリーニングは出来ません。
という表示です。
察するに、この本皮ライナーの為に
このような表示になったのでしょう。
水でぬらしたティッシュで軽くなでると・・・
カンタンに色移りしちゃいます。
汗による黄変を取り除くためには、
どうしてもお水での処置が必要なんですね。
でも、水だけでこれだけ色が出るんだったら・・・
水洗い処理で、さらにシミを落す洗剤を使うとなると・・・
かなり危険なニオイがします(汗)
高級ブランドの商品だし・・・。
う~ん。アンタッチャブルですねぇ~。
こういう理由で、
先述のクリーニング店では、お断りされたのでしょう。
危険な橋は渡らない。
それが正解ですよ。
しかし、
今回はあえて その危険な橋を渡ってみましょう。
さて、どう攻略しましょうか?
こんな時が、しみぬき侍の出番です。
侍の組み立てた処方は、こんな感じです。
① 本皮のライナー部分に 色止め加工を施す
② 部分的な処置で、黄ばみのしみを除去する
③ 全体をウエットクリーニングする
しみぬき侍は、
色止め加工の”油性タイプ”と”水性タイプ”の2種類を
使い分けしてるんですね。
今回は、最後にウエットクリーニングでお水で処置をするので
水に溶け出さないように、油性の色止めコーティングを施しました。
その後、部分漂白処置で黄ばみを取り除いて・・・・
計画通り、ウエットクリーニングでサッパリ水洗い。
あとは自然乾燥をして、出来上がり!・・・・
・・・のハズが・・・!
やっぱり、わずかに色が出ちゃいましたねぇ~(汗)
でも大丈夫ですよ。
これも しみぬき侍にとっては ”想定内” です。
最後に秘伝の奥義を使って・・・
今度こそ ハイ! 出来上がり♪
バッチリキレイになったでしょう。 さすがしみぬき侍です(笑)
他店で『落ちない!』って言われちゃったシミ。
あきらめないで しみぬき侍にお願いしてみては?