週刊愛媛経済レポートの「人」に掲載されました。

安全衛生管理委員会の中矢さんのインタビュー記事が掲載されました。

 約4万世帯の会員数を抱える石田クリーニング。短時間正社員として勤務する中矢さんは、同社安全衛生委員会の委員長を務めている「風通しが良さそう」と約10年前にパートとして入社。工場での作業を中心に行ってきた。
 5年ほど前に第一種衛生管理者の資格を取得してからは、現場業務に加え管理側として、働きやすい環境作りに力を注ぐ。
 これまで様々な制度や政策を提案し、実行に移してきた中矢さん。清本有策社長らにプレゼンを行い、工場内に女子トイレや暑さ対策としてのミストを設置したほか、有給取得率アップも実現させた。
 また年間行事も企画し、去年は「チームでコミニュケーションを図り、協力し合う大切を学んでほしい」と大運動会を開催。「どのチームも良い動きをしていた」といい、今後も実施する構えだ。
 今は新型コロナウイルス対策として、工場で働く従業員を2つのチームに分け、交代で出勤するようにしている。「最初は半分の人数で納品ができるかなど不安でしたが各チームで効率の良い方法を考えてくれて、何とか乗り切っています」と話す。勤務日数が減った従業員の収入を守るため、助成金の準備も進める。
 将来的には「ほっと一息つけるような石クリの保健室を作りたい」と笑顔。持ち前のやる気と根性で「男女ともに働きやすい環境づくりを目指し改善を続ける」とする。さらに今後は、従業員に向けた動画配信のほか食事支援やストレスチェックなどを行い健康経営にも取り組む方針だ。
 休日は家族でラジコンを走らせに出かけたりする。1979年生まれ。高知県出身。毎年よさこい祭りを楽しみにしているが、「今年は中止になりとても残念です」。