ポリウレタンについたインクのしみ抜き

こんにちわ、石田クリーニングの清本です。

ポリウレタンコーティングの衣類。

根強い人気ですよね。

お手軽に”革”にような装いを楽しめるし、
水をはじくのでシミになりにくいんですよね。

ちょっとした食べこぼしぐらいだったら、
おしぼりで拭くだけでもキレイになります。

いい素材だとは思うのですが・・・・

ちょっと気をつけておいて欲しいことがあるんです。

まず、製品の寿命が短いこと。
製造から2~3年だといわれています。

そして、
ボールペン・マジックなどのインク系のシミには注意すること。

というのは、
実はポリウレタンは、インクを除去する薬品で溶けちゃうんです。

ですから、シミがついたら即アウト!なんですよ。

今日のしみぬきは、
そんなポリウレタン製品にボールペンのシミがついちゃったケースです。

インク除去の薬品で生地が溶けてしまわないように、

かな~り薄めて・・・

そろ~り そろ~り としみ抜きをしていきます。

何回も何回も。

だいぶ薄くなりました。
これ以上の処置は、生地に負担がかかるので ここで終了とします。

幸い今回は、なんとか目立たないくらいまでには出来ましたが

普通は落ちません。

シミの上から 同じ色で染色をして隠すという方法もあるのですが
エリなどの着用でこすれる部分には あまりオススメはできません。

きをつけませう。